前号で、長崎に行って食べたいお店の話をしたよね
今回は、やっぱ東京です
東京駅に新幹線が入って行く瞬間が、
何とも言えない気分になるんです
「 まもなく東京、東京 」とアナウンスが流れる頃。
右手を見ると銀座が見えますね
あの光景好きだな あーー、東京にきたな…
だから進行方向に向かって右側の席を予約します
どうして好きなの︖ うーん、なんとなくね
田舎者が大都会に来たぞみたいな気分かな
電車っていろんな気分にしてくれるね
名古屋駅に入って行く瞬間、暗い建物の中に吸い込まれるでしょ︖
あれも、なんとなく好きなんだよね
あー、名古屋に来たんだ… 嬉しいんです
若い頃から変わらない見慣れた景色…
でも、想いはいろんなのがありますね
そうだ、僕が高校生の頃に
「 なごり雪 」ってイルカが唄ってたよね 誰もが知ってる
あの名曲は伊勢正三が作ったね 東京駅での別れの唄だね
♪動き始めた汽車の窓に 顔をつけて 君は何か 言おうとしている
君のくちびるが さようならと動くことが こわくて 下をむいてた
時がゆけば 幼い君も 大人になると 気づかないまま
今 春が来て 君はきれいになった 去年よりずっと きれいになった
これだね… 最後のフレーズが有名だよね
でも、僕は違う
動き始めた汽車の窓に 顔をつけて
君は何か 言おうとしている
コレコレ、コレだよね
ここの部分って切なくて泣けます
その光景が心の中で浮かびます 重なるね
そんな体験があるの︖ ウンウン、まあね 場面は空港かな…
皆さんは正やんが東京駅を浮かべて書いたと思ってるでしょ︖ 違いますよ
正やんは、故郷である大分県津久見駅を浮かべて書いたらしい
津久見駅は走りだすとスグにカーブがあって
山のトンネルに電車が吸い込まれて見えなくなるんです
それが切ないと… 正やんは故郷が大好きなんだね
そうそう、東京の好きなお店ね
浅草雷門の近くにある「 まさる」の天丼が大好きです
昼しか営業していません
夜は、銀座の「 資生堂パーラー 」のビーフシチューで決まりです
とってもオシャレな建物にある資生堂パーラー
東京に行くと必ず立ち寄ります
行きたいなーー お金ないからなぁ…
そうだ︕ 夜行バスで行くか︕