聖歌638 やがて天にて
御国に住まいを 備えたまえる 主イエスの恵みを ほめよたたえよ
やがて天にて 喜び楽しまん 君にまみえて 勝ち歌を歌わん
目標(めあて)に向かいて 馳せ場を走り 輝く冠を 御殿(みとの)にて受けん
やがて天にて 喜び楽しまん 君にまみえて 勝ち歌を歌わん
父 桐井哲三が令和4年3月20日22時27分死去しました
病院から緊急電話があり、
「 すぐ来てください、すぐ…何分かかりますか︕
息が…止まってます︕」
その時の僕は冷静だったように思います
来るべき時が来たんだと…
この日が来るのが怖かった 毎日怖かった
病院へ向かう道中、
「 親父なんで勝手に死んだんや… 突然なんてあんまりや 」
込み上げて来ました 父は人一倍寂しがりやでした
誰にも看取られず息を引き取ったと思うと涙が止まりません
コロナコロナコロナ こればっかりで闘病中も会うことも許されない
89歳の年齢もあるのでしょう 医者もまともに診ようともしない
年齢が年齢だからと
そりゃ、ないだろう︕ 「 あなたの親でも同じことが言えますか︕」
この言葉何度も口にしました すると黙ります
そうです、そうですよね 僕にとっては,かけがえのない父親です
父と母がいなければ僕はこの世にいません
感謝です 本当に感謝です
父は施設を断固拒否しました 笑います 「 家におる︕」
僕に出来ることは限られます
しかし、家での暮らしは好き放題していましたので嬉しそうでした
7年前に母を亡くし、3年半前には妻を亡くし、
とうとう父まで亡くしました
この7年、父は寂しかったんだと思います
僕の部屋のソファーを離れませんでした
毎日、夜は父と共に生きた7年でした
もう父が部屋にいることはありません
とんでもなく寂しいです 父がいないなんて信じられない…
両親亡くすと過去が見えない つれあい亡くすと今が見えない
子供亡くすと未来が見えない 僕は、3拍子揃ってしまいました
過去も今も未来も見えなくなりました
人の幸せってなんでしょうね
富を得る︖ 名誉を得る︖ 勲章をいただく︖
違うなぁ・・・ 僕は違う
人は誰もが年老いて行きますよね 人は生れる時は平等です
すべての赤ちゃんは必ず一度死ぬと決められていますね
うん、そう 結婚して家庭を持って子供ができて
両親が初孫だと喜んで やれビデオだ 写真だと大騒ぎ
男の子なら鯉のぼりだぞ 女の子ならお雛さんだと大喜びでお買い物
賑やかな暮らしも月日は流れ
両親を見送る日がやって来て… でも子供がいる
その子供も入学式や卒業式もあり就職
結婚もあり、僕の孫が誕生しますね
またまた3代に渡る賑やかな暮らしが始まり気が付けば、
僕も還暦を過ぎいつの日か見送ってもらう日がやってくる
そうなんですよね こんな平凡な日常こそが幸せですよね
もうそんな日常はやって来ません