良くも悪くも老舗
代々続いて来た老舗
商売人にとってこの名称はとてつもなく
大きく重いもんなんです
親子であっても考え方は違うもんです 時代もあるしね
初代は想像が出来ないくらい大変だったと思います
それこそ、
「 おいおい、机といすはあるけどﾎﾞｰﾙﾍﾟﾝがないぞーーー 」
「 おいおい、電話はいつつながるーーー、なんやて間に合わんやん 」
「 おいおい、挨拶状はいつ発送なんだーーー ｹﾞｯ… それ、足りないやろ 」
「 おいおい、税理士からの試算表はいつ届くんだーーー
なにーーー 支払いが悪いから後回しやて… そんな… 」
「 おいおい、俺ってこの何年も仕事休んでないなぁ・・・」
そんなこんなの苦労も知らずに後継者は、
お客様も会社のすべてがあって当たり前だと思う人多いです
「 担当は決まっているんだから責任もってやっておけよ 俺ｺﾞﾙﾌね 」
なんなのよ…
「 なになに、税理士も大きい有名な会社に変えろ︕」
今までお世話になったのにね…
「 なになに、会社でﾍﾞﾝﾂ買ってくれ︕」
先代は便利だからとﾜｺﾞﾝばっかだったのに…
そうして忠誠心で仕えた長年の部下は去って行く…
あってはならない、あってはならない
父の葬儀に際し、父の時代共に歩んでくれた
たくさんの功労者が弔問に来てくれました
懐かしさと嬉しさで胸がいっぱいになりました
あなたのお陰で今の僕がいる
僕も改革と変革はすすめましたので
当然ｺﾞﾁｬｺﾞﾁｬとした時もありました
しかし、着地点への想いは同じでした
お世話になりました 近々みんなを集めて父を偲ぶ会をやります
先代からの汗と涙が詰まっている会社を守り続けます
それが僕に与えられた責務ですから
なんで、こんな話になったん︖
実は、松阪市内の老舗のお店にお伺いしました
若い後継者にお会いできました
目がｷﾗｷﾗされてて実に感じ良かったです
年配の奥様からご紹介をしていただきました
「 桐井さんですか 頑張ってみえる様子を
拝見させてもらってます 励みになります」
ﾜｯﾊｯﾊ なんて答えたらいいのやら…
勘違いしてるね 僕は、まだまだ小僧の領域だよ
まだまだ、ここからここから
こっからやと言いたかったんですが…